亀田町が将来七万の人口になることを予想して、建設計画を樹立することになった。四十三年十一月から一か年間、亀田町建設計画審議会(会長村田喜一外委員二八名)において審議したが、教育に関係した事項については、左のとおりであった。
一 幼児教育 公立幼稚園三園設置を目標とする。
二 義務教育 本通地区に小学校(現在工事中)と中学校の新設を図る。港地区については、函館市港小学校の増築を町の負担で行う。
三 学校プール六か所を設ける。
四 大学を誘致する。
五 特殊教育に力を入れる。
六 公民館の拡充、人口集中地区に中央公民館、各小学校区ごとに分館を設ける。
七 史跡保存につとめる。
八 成人教育に力を注ぐ。
要約すると以上のとおりであるが、幼児教育尊重や、学校プールの設置、公民館の拡充、史跡保存など、必要な面はすべてこれを取り上げ、その実現に力を注いできたが、大学の誘致は容易でないことが判明した。