亀田市社会教育推進計画

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 目標 健康で明るい生活文化を高める豊かで住みよい郷土社会の実現を図る。
 
基本方針
一 青少年教育の推進につとめること
二 成人教育の推進につとめること
三 体育の振興につとめること
四 文化の振興につとめること
 一 青少年教育の推進
  ア 地域子ども会活動促進の奨励と、家族や近隣の理解を深めるために「子ども会育成団体」の結成と育成につとめる。
  イ 集団生活の意識を啓発するために、交歓スポーツ大会やキャンプなどを企画し奨励する。
  ウ 親と子の対話を深め、併せて体力の増進を図るため親子ハイキングなどを実施する。
  エ 未組織青少年団の組織化を推進し、正しい生活態度の培養につとめる。
  オ 青年団体、青年活動を助長するために青年学級などを開設して、職業および家庭生活、地域社会に結びつく学習と実践の展開を図る。
  カ 団体指導者の養成と幹部の研修を行い、集団活動の中核となる人の発掘と養成につとめる。
 二 成人教育の推進
  ア PTAの本質を理解し、親の役割や大人としての責務を考え、子どもの幸福と福祉を増進するため、現状に即した活動の展開を図り、特に成人教育のあり方について効果的な学習の奨励につとめる。
  イ 婦人研修会、家庭教育学級(各小中学校内に置く)の中で社会状況を考慮した家庭のあり方などを明確にして、生活の安定と向上を図る学習の推進につとめる。
  ウ 地域集団やサークル、グループのもつねらいや役割を十分理解させ、相互の連携をとりながら効果的活動の配慮につとめる。
  エ 高齢者に対して急速な社会の進展に適応するために、必要な教養、生活技術を習得させると同時に、高齢者のもっている豊富な経験と能力を社会に生かす、いわゆる社会再参加とボランティア活動の方向づけにつとめる。特に文部省の委嘱を受け、二か年にわたって行った『高齢者学習活動促進方策研究』(昭和四十六年度、四十七年度)の成果を生かした学習並びにクラブ活動などを実践する。亀田市の「老人大学」は全国的にも有名であり、その実践は各方面から注目されているため、特に力を注ぎたい。
  オ 市民大学講座を開設し、一般市民が親しみながら高度の教養を身につけ家庭生活、市民生活に役立て、住民相互の親密度を深め、連帯意識を培養し、市民憲章に基づいた都市づくりのための人間形成につとめる。
 三 体育の振興
  ア 体育協会並びに関係団体の育成と強化を図り、体育活動が円滑に実施できるよう配盧する。
  イ 各種の教室や行事を開催し、正しいスポーツの奨励につとめる。
  ウ 体育指導員などの研修会を実施し、指導者層の育成強化につとめる。
  エ スポーツ少年団の育成を図り、青少年の健全育成に寄与する。
 四 文化の振興
  ア 文化財調査委員をはじめ、関係者の協力を得て、郷土における文化財の発掘並びに保存管理につとめる。
  イ 文化団体の実態調査を行うと同時に育成を図り、豊かな教養を身につける。住民の育成と生活文化の向上につとめる。
  ウ 中央の作家や学者の来道を機会に、適切な演題を取り上げて講演会などを開催する。

老人大学