文化財尊重の声が高まるとともに、町教育委員会では、昭和四十五年三月議会において、亀田町文化財保護条例および亀田町文化財調査委員条例を制定した。
前者の条例は文化財保護法および北海道文化財保護条例の規定を受けた文化財以外の文化財で、亀田町内の区域内に存するもののうち、亀田町にとって重要なものについて、その保存および活用のため、必要な措置を講じ、亀田町住民の文化的向上に資することを目的としたもので、詳細な項目にわたり、更に亀田町文化財保護条例施行規則を定め、文化財尊重の実を挙げることにした。
後者の条例は亀田町文化財保護条例の目的を達成するため、調査研究を行うほか教育委員会の諮問に応じ、または意見を述べることができるもので、町内の学識経験者の中から一〇名委嘱することにした。
最初の委員は左のとおりである。
委員長 成田市太郎 副委員長 吉田市太郎
委 員 谷本 護 千葉 功 小沼健太郎
半田 政吉 下間善太郎 戸来 武雄 丸山金次郎 北山 幸雄