相談会の指導内容の中から目立ったものを取上げると、昭和三十三年ころ母体の健康を害す恐ろしい人工妊娠中絶は、全国的に年々増加の傾向にあったが、本村においてもそのことが数字の上にはっきりと出ている。これを年度別四か年の統計でみると次のようになっている。
人工妊娠中絶(昭和三二年末)
胎児の月数では二か月から三か月のものが圧倒的に多く、母親の年齢別では二一歳から二五歳までの主婦が一番多い。母体を守り、家庭経済のために家族計画を立て、明るい生活作りに心がけるようにと、母子健康相談会では指導を続けている。