亀田町の「し尿処理とごみ収集」処置については、町民の理解と協力により、昭和三十八年から四十三年までは、町衛生連合会の手によって処理してきていたのであるが、当町の戸数は急増を続け都市的形態へと変化しているため、その処理方法などの改善が強く要望されていた。しかし諸種の事情により実現でき得なかったところ町議会、衛生連合会、住民からの「清掃事業は町の責任において実施すること」の要請がいよいよ強く、かねて懸案であった「亀田町清掃条例」が昭和四十三年三月二十一日の定例町議会で議決、設定の運びとなった。この条例設定により、従来とかく遅れがちであった、し尿とごみ処理について、同年四月一日からは汚物収集処理事業を、町の責任において実施することになった。