亀田村防犯協会の事業活動をみるに、昭和三十六年四月二十八日青年研修所において三十六年度総務会を開催、事業方針並びに事業計画が次のように決定した。
一 事業方針
ア 地域の防犯思想の普及高揚
防犯活動の能率的な運営並びに青少年の補導育成を図るため、組織の整備充実を図る。
イ 具体的対策を確立するために
地域の各機関、団体と密接な連絡を図るとともに、運営方針と推進方法について協議する。
二 事業計画
ア 各戸門標整備 イ 機関誌発行 ウ 講演会並びに映画会開催
エ 地域内各機関、団体との協議会開催 オ 功績者の表彰
なお、この席で、近江村長より昨三十五年十一月において、窃盗犯人検挙に協力した吉本達夫、木元磯吉両人にその功績を賞し感謝状が贈られた。
昭和四十年度亀田町防犯協会総会は、四十年十月二十一日青年研修所において開催され、前年度収支決算を承認し、四十年度事業計画と予算を決定した。また役員改選の結果、次のとおり新役員が決定した。
会 長 近江町長
副会長 工藤助役、阪本社会福祉協議会長
監 事 中井本町公区会長、亀井鍛神防犯協力会長
理 事 各部落公区会長全員、小・中学校代表各一名、高等学校代表一名
昭和四十八年度亀田市防犯協会総会は、四十八年五月十七日、福祉センターにおいて開催された。本協会は各町内の防犯部長、各団体代表者をもって組織されているが、出席全員は社会犯罪防止、社会秩序を確保し、理想社会の建設に寄与することを確認し合っており、役員は次のとおり改選された。
会 長 桔梗町会 山内 藤吉
副会長 本町第三町会 宮崎 了寿 鍛治町会 水島 玉蔵
理 事 西富岡町会 関根 康為
監 事 小山 政行、小熊キヌエ
このほか、防犯指導員(防犯連絡所)の資質の向上を目的として、昭和四十八年十一月十一日、福祉センターにおいて「亀田市防犯指導員研修会」が行われた(従来も行われていた)。この日研修会に先立って、函館中央警察署管内防犯協会からの委嘱状交付式が行われ、亀田市内一八町会三五四か所の指導員に委嘱状と連絡所名簿が手渡され、亀田市長、函館中央警察署長代理、赤川警察官派出所長などから激励の言葉が述べられている。研修会では、次の講演、体験発表があり、指導員一同深い感銘を受けた。
“亀田市内の犯罪概況と防犯連絡所活動の方向” 函館中央警察署村上防犯課長
“体験発表” 函館市深堀町会沢向防犯副部長