保育所施設等

858 ~ 859 / 1205ページ
 第九節の項でも述べているが、当町から季節移動労務に出稼ぎする若者の多いことは、農繁期において著しく人手不足をきたし、このため農家主婦より季節保育所の設置が強く要望され、地域農協婦人部、部落運営会が主体となっての活動で、季節保育所が次のとおり設置された。
 
 ○赤川季節保育所は昭和三十八年五月一日から五三名の幼児を収容して開所、成田主任保母ほか二名の保母で保育管理にあたる。(旧赤川青年団事務所使用)
 ○桔梗季節保育所は同年六月一日から新築の施設で開所。(桔梗小学校向かい)
 
 また町立の保育所は次のとおり設置された。
 
 ○町立鍛治保育所は、昭和四十年九月十五日から鍛治一番地に新築工事をはじめ、同十二月十日完成、四十一年二月一日より保育管理開始。この保育所は中道・本通・鍛治地区を主とした学齢前幼児を、午前八時より夕刻五時まで保育するもので、入所人員は六〇名、保育関係職員として保母二名、助手一名、書記一名が専任であり、所長は民生課長兼務となっている。
  建物は、木造平屋二七七・六三平方メートル、遊戯室、保育室、乳児室などのほか、事務室兼医務室、調理室、管理人室などが完備されている。

鍛治保育所

 ○町立赤川通保育所は、二つ目の町立保育所として赤川通二一三番地に、昭和四十三年十月七日より工事を起し、同十二月二十五日完成、四十四年二月一日より保育管理を開始し、収容人員六〇名となっている。
  建物は、木造平屋二九二平方メートル、更に当町の社会福祉事業の眼目でもあった「母と子の家」が桔梗三三二番地(桔梗駅より東へ約五〇〇メートル)に、昭和三十九年十二月に新築完成した。この母と子の家は、子どもたちに健全な遊びを楽しませ、健康な身体と豊かな情操を育てるとともに、母親には保育の相談と指導を行う施設として設置されたものである。このほか地域の福祉センターとしても諸会合に大いに利用されるものである。建物は、木造平屋二〇八・七二平方メートル、遊戯室、図書室、研修室、事務室などが設備されている。

赤川通保育所