建物は、木造平屋二九七平方メートル、長尺カラートタンぶきで、遊戯室、図書室、集会室、静養室、事務室と管理室などがある。同十二月十九日開催の町議会で、「亀田町児童館設置条例」が設定され、四十三年一月中旬から開館使用となったが、これが活用については、一般家庭の児童はもちろんのこと特に留守家庭の児童のための施設としても最適のものと大いに喜ばれ、活用されてきた。
また、町では都市公園法に基づく児童公園の設置を計画していたが、幸いに富岡二一番地に通称土方沼埋立跡地用地を取得、面積一、二五四平方メートル、費用一、〇〇〇万円をもって富岡児童公園を四十三年四月に新設した。町内には、子どものための遊び場、遊園地合わせて一一か所あり、地域の子どもらに大いに役立ち、活用されている。
以上当町の保育所、児童館施設状況を略記したが、幼児、児童の健全なる育成の場としての保育所、児童館は最近社会的な必須施設となっている。近時、核家族化や共稼ぎの増加によって特にこの要求が強くなってきた。当町ではこの要求に対応するため、ここ数年で町立保育所三、町立児童館一を設置し、併せて地元運営による四つの季節保育所に補助を行っている。このほか私立保育所が一つある。このような町の努力にもかかわらず、一方では、年々人口増加による住宅街の拡大から、今後も保育所、児童館の増設になお一層せまられることになる。昭和四十五年十月一日現在の町内保育所は次のとおりである。
町内保育所(昭和四五年一〇月一日現在)