市制施行凖備室設置

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市制施行準備室の設置

 昭和四十六年二月五日、役場内に亀田町を亀田市に昇格するための準備機構として「市制施行準備室」が設置され、業務を開始した。
 所管部は総務部企画課主管とする。
 室長は原田助役を任命する。
 事務内容は、道へ提出の市制施行関係書類の作成と、その他申請関係事務を担当する。
 吉田町長は市制施行方針表明後、道関係者に対し市制施行の意向を伝えていたが、四月二十八日に、昨年実施した国勢調査の正式発表官報登載(当町人口五万六二三人)があったことによって、五月三十日に知事と道議会に、六月二日には道議会総務常任委員会に直接面会、正式に市制施行の陳情書を提出した。
 このあと、道地方課行政係長ら二名が正式事前調査のため来町、六月十六日より三日間町内を視察し、申請書などに関しての指導がなされ、今後の市昇格への日程の示唆もあった。
 以下市制施行実現までの歩みを略記すると次のようになっている。
 
   市制施行実現までの歩み
    年月日         事        項
昭和四五年 三月 一二日 通称「三万都市法」の施行
  〃   三月 二四日 町内有志より町長、議会議長に市制実現要望書提出
昭和四五年 三月 二五日 議員提案により、町議会に市制調査特別委員会を設置
  〃   九月 二九日 町臨時議会で、特別委員会委員長報告どおり市制実現要望書採択
  〃  一〇月  一日 国勢調査官報登載、亀田町人口五万六二三人
  〃  一二月 一二日 町長、議長出向し、道に市制施行要望を口頭陳情
  四六年 二月  五日 役場内に、市制施行準備室設置
  〃   五月 一三日 町長、議長出向し、道に市制施行要望を口頭陳情
  〃   五月 三〇日 市制施行陳情書を、知事、道議会議長へ提出
  〃   六月  二日 道議会総務常任委員会へ市制陳情書提出
  〃   六月 一六日 道係員町内調査、書類手続き指導一八日まで
  〃   七月 二八日 自治省係官、町内現地調査
  〃   八月四・五日 道議会総務常任委員会委員、町内現地調査
  〃   九月  四日 道議会総務常任委員会、当町提出陳情書を満場一致採択決定
  〃   九月  七日 町議会、市制施行申請並びに字名改正の件正式議決
  〃   九月  九日 市制施行申請書を知事に提出
  〃   九月 三〇日 道議会本会議で亀田市制議決
  〃  一〇月 二八日 亀田市制官報告示
  〃  一一月  一日 亀田市誕生、道内市三二番目