市民の誓い

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 亀田市は自治制施行七十周年、市制施行一周年を記念し、まちづくりの精神的バックボーンともなるべき「市民憲章」を制定することとなり、昭和四十七年七月に市内各団体長、学識経験者等二一名をもって「市民憲章制定準備委員会」(委員長村田喜一)を発足させた。委員は次のとおりである。
 
 市議会     藤谷久三郎 井上忠男      教育委員会 下田義夫
 農業委員会   佐々木正            農業団体  川井藤五郎
 労働団体    山県侃             商工会   小堀幸市
 青年団体    千葉敬司            婦人団体  工藤ヤイ
 社会福祉協議会 阪本定蔵            町会連合会 安川和一
 学識経験者   村田喜一 亀谷栄 川村正次郎 金田正代
 一般住民    水谷善一 柴谷豊司 伊藤甚一郎 佐藤豊美
 市職員     原田健三 柏崎賢次郎
 
 市民憲章制定作業は、制定準備委員会で六万市民の意志が反映され、親しまれる憲章となるよう慎重に進められ、市制施行一周年を迎えた同十一月十七日、正式に制定された。
 市民憲章は誰もが住みたくなるまちづくりを目指す市民の努力目標であり、かつまた市民挙げて実行する誓いでもある。
 
    市 民 憲 章
 前 文
 わたくしたちは、北海道開拓の先達としての歴史と、美しい自然とがかもしだす恵まれた環境のなかで、力強く前進する亀田市民であることに自覚と誇りをもちます。
 わたくしたちは、きょうのくらしを守り、あすのしあわせを築くために、手をつなぎ、力をあわせ、心をひとつにして努力することを誓い、この憲章をさだめます。
 
 本 文
一 太陽とみどりにつつまれた住みよいまちをつくりましょう。
 ○自然を愛し、水と空気のきれいなまちにしよう。
 ○木や花がいっぱいのまちにしよう。
 ○道路下水のきれいなまちにしよう。
 
一 みんながしあわせにくらせる福祉のまちをつくりましょう。
 ○母子に健康、老人にいこいのあるまちにしよう。
 ○こどもの夢をのばす楽しい家庭をつくろう。
 ○笑顔でくらせる、親切なまちにしよう。
 
一 文化を高め、未来をひらく教育のまちをつくりましょう。
 ○礼儀をわきまえ、きまりを守るまちにしよう。
 ○趣味をいかし、生活文化の創造につとめよう。
 ○教育施設を充実し、知性ゆたかなまちにしよう。
 
一 元気ではたらき、くらしゆたかなまちをつくりましょう。
 ○視野を広め、くらしの近代化をすすめよう。
 ○仕事によろこびを持てる職場にしよう。
 ○市民の利益を重んじよう。
 
一 みんなで市政をもりあげる明るいまちをつくりましょう。
 ○市民の権利を守るまちにしよう。
 ○対話を深め、たがいに理解しあうまちにしよう。
 ○みんなが市政に参加するまちにしよう。