市制施行二周年目をむかえた昭和四十八年に入って、亀田市は懸案持越しの合併問題に決着をつけなければならないこととなった。四十六年市制施行の際、亀田市長が宿題に残した合併問題は、いまや具体的に解決づけられることになったが、合併実現経過の詳細については、別章(「合併の歴史」)に記述されているとおりであり、ついに四十八年十二月一日をもって、亀田市は函館市と合併することとなったのである。
合併時における亀田市勢の概要を、次ページから記載して最終の姿を残すこととする。資料は、昭和四十八年十一月十五日亀田市役所発行の市勢要覧「合併記念号」による。