戸長の責任

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 戸長は亀田村外五か村を統括した。明治三十三年五月十五日には佐野義政が転任し、同日大滝信孝が任命された。函館区と亀田村の半分以上が合併した後は、六か村の力に相当影響したものと思う。前記の伊藤鋳之助の『町村別戸口表』によってもわかるとおり、三十一年の亀田村一村の人口数と三十五年の二級町村制施行当時の六か村合計の人口数が大体同じ程度であった。函館区への合併によって、戸長の行政上の責任が大きくなったものと思われる。