村長・議員

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 明治三十五年、亀田村外五か村が戸長役場を廃止し、従来の村名を大字として合併し、亀田村と改称した。新しい名称は、次のとおりである。
 
  亀田村大字亀田村
  〃  大字鍛冶村
  〃  大字神山村
  〃  大字赤川村
  〃  大字石川村
  〃  大字桔梗村

亀田郡亀田村略図(明治三十五年 二級町村制施行当時)

 戸長の大滝信孝が初代村長となり、亀田村会の議長も兼ねることになった。
 亀田村最初の議員を議席順に掲げる。
 
  第一番  池 田 音右衛門(鍛冶村)
  第二番  田 原 栄 作 (亀田村)
  第三番  川 島 勘 吉 (赤川村)
  第四番  深 田 与三郎 (亀田村)
  第五番  北 野   弘 (鍛冶村)
  第六番  守 田 岩 雄 (桔梗村)
  第七番  宮 原 末 吉 (桔梗村)
  第八番  長谷川 松五郎 (赤川村)
  第九番  木 村 徳太郎 (神山村)
  第十番  越 田 竹 蔵 (神山村)
 
 最初の村会の会議録は、毛筆で書かれ、当時の村長や議員の努力の状態を知ることができる。
 二級町村制施行によって、亀田村の体制が確立した。それ以前は、離合集散が多く、安定した村づくりも行われない状態であったが、ようやく新しい亀田村が誕生し、その後、大正八年には人口の増加、財政力の拡充などにより、一級町村制施行の運びとなり、順調に発展の道をたどってきた。