村内世論把握の上で

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 十一月二日設置の市村合併特別委員会は、同月二十九日開催の臨時村議会に、次のとおり審議の経過と結果について第一次中間報告をしていたが、十二月四日の定例第四回村議会においてこの報告を了承、確認について動議が出され、これを承認することを確認した。
 審議の結果は、「本委員会としては過般村内六か所において住民との懇談会を開催したが、現在の状勢としては当初議会から与えられた方向に具体的に進行することは困難であると考えられる。本委員会としては、本問題の円満なる解決の方策として、一般住民に十分なる検討、研究の資料と時間を与え、その上で住民投票により村内の世論を把握の上決定する方法をとりたい。この期間を約一か年とし、住民投票は昭和二十九年十二月一日を目途としたい。」ということであった。