吉田市長の解説

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 吉田市長は『広報かめだ』によって、昭和四十七年十月から翌年四月まで六回にわたり、「亀田函館合併に対する考え方」を連載して、合併の必要性を説き、市民に対する合併問題の解説を行った。問いかけを「花子」、答えを「太郎」として対談形式の文章にし、詳細にして親切な記事であった。次にその要項を掲げる。
 
 その一 両市の歴史的経過(四七年一〇月)
  古くは全く一つのもの
  戦前からあった函館との合併
  二十四年には港の一部を合併
  三十二年には議員が合併議決
 
 その二 市長の合併説の根拠(四七年一一月)
  亀田と函館で一つの都市
  人口急増分だけ苦しい市の財政
  市議会では特別委員会で調査中
  合併の基本は両市民の福祉向上
 
 その三 市村合併の経緯(四七年一二月)
  明治二十一年に大幅な再編成
  戦後は自治確立で規模の適正化
  合併促進に特例法 住民の意志を基本
  アンケートは議論のあとで
  合併の話し合いには住民も参加して
 
 その四 地方自治と合併(四八年一月)
  手続きはすべて法律にしたがって
  合併方式は合体と編入
  合併協議会で条件の話し合い
  建設計画で将来のまちづくり
  身近な問題も協議会で話し合い
 
 その五 合併協議会および亀田市の主要課題(四八年三月 合併問題特集号)
  合併協議会の性格
  合併特例法
  市議会議員の任期と定数
  対等合併の場合
  編入合併の場合
  農業委員会の任務と定数
  市長の身分
  職員の身分
 
 その六 市の現況と都市づくり 合併による長所短所(四八年四月 続合併問題特集号)
  快適な生活を守るために
  市民の福祉施設を
  教育と文化のまちに
  函館圏総合開発計画のなかで解決
  亀田の将来はどうなるか
  合併によるメリットは
  合併は両市民にプラスか