吉田市長は市議会において常に合併を主張してきたが、四十八年三月、定例第一回市議会において、市政執行方針説明の一節では次のように述べている。
「すぐる四十七年の第一回定例市議会において、私は亀田・函館両市の合併問題にふれ、『種々の状勢を勘案し、四十八年秋をめどとして実現したい。』と表明したところでありますが、その後、『広報かめだ』における分析や、市内有志による陳情、署名運動などによって、大きく世論が盛りあがっていることは、ご承知のとおりであります。
また、永い期間調査研究を続けられました自治振興調査特別委員会や、陳情の付託を受けた総務常任委員会の結論も間近であろうと期待を強めているところであります。」