矢野市長は、四十八年定例第一回市議会(二月二十八日)において、「次に亀田市合併の問題についてでございますが、本問題も早期実現には幾多の制約もあり、見通しも決して容易でないものがありますが、函館・亀田両市民の強い要望にこたえ、市議会のご協力のもとに、両市がさらに緊密に相提携相協力し、その実現に向かってなおいっそうの努力を傾注いたしたいと存じます。」と述べ、これに対して高木直行議員、福井弘三議員より、「合併の隘路は何か、合併の早期実現が可能なのかどうか」、「合併の日程めどについて、具体的に時期の問題」などについて質問があり、矢野市長はそれぞれ次のように答えている。
「吉田市長は非常に熱心に合併を提唱されていること。十二月改選という事情。亀田市議会の事情。総務委員会の合併賛成の決議のこと。函館市からの振興計画案に対しての返事をいただきたいこと。合併の日程では、六月の市議会、九月の道議会、合併協議会の設置などに関係があること。」
また、能登良三議員の質問に対して結城助役より、二月二十六日両市長が会って、最終的な詰めとして、合併の時期は十二月一日をめどにしている点について説明があった。