住民投票を主張し請願

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1 住民投票の運動
 合併に疑問をもつ会は「合併は住民投票できめましょう。」を大見出しに、「合併問題はこれからです。合併には、多くの問題点があります。市民の生活を左右する合併問題は住民投票できめましょう。市民のみなさん、直接請求、道議会へむけての署名にご協力下さい。」以上の要項で西洋紙一枚に印刷して、市民に呼びかけた。
 
2 亀田市と函館市の合併に関する請願
 同会からの請願の主旨は次のとおりである。
 
 「亀田市は函館市に編入合併するに関して私達市民はどの様な内容なのか、市長、市議会から、なんら具体的に示されて居りません。市議会は四月以降の合併問題の処理の進め方を見るに全く吾々市民を無視した状態のままで運営されて居ります。自治体の合併について、理事者及び議会並びに市民参加のもとに処理すべきもので、合併の具体的な資料を市民個々に提示して町会毎に説明会を開催し、住民投票を実施して有権者の過半数をもって合併することが、最も民主的な方法であると固く信じて居ります。現在、地方自治法第七十四条第一項による自治体合併の賛否に関する『亀田市住民投票実施条例』制定の本請求が受理されて居りますので、此の結論が出る迄は、道議会に提出された『廃置分合の申請』についての採否の決定を道議会として行わないよう、市民の間では此の合併問題に対し不満の世論が根強いので、採択決定に当っては十分な実態調査のうえ、慎重に結論を出すよう御願い致します。」
 
 更に請願の理由として右の主旨について詳細にわたり説明し、住民投票による結論が出るまでは合併問題の処理を慎重に取り計るよう九月二十五日付で請願した。
 以上は合併に疑問をもつ会筆頭代表宮崎米作ほか二、九二九名から提出された。