一 本巻は、『函館市史』銭亀沢編とし、先史時代から現代までを対象として叙述した。
一 銭亀沢編の対象地域は、昭和四十一年に函館市と合併した旧銭亀沢村の範囲をさす。
なお、叙述の中で銭亀沢、銭亀沢地区、銭亀沢地域との記載は、特に断りがない限り、この旧銭亀沢村の範囲をさす。
一 本巻の叙述にあたっては、次の点に留意した。
(一)史料の引用は、短文の場合は本文中に「 」で表示し、長文の場合は改行のうえ一字下げ、ポイントも下げて掲載した。
(二)出典・引用史料名を掲載する場合は( )で記した。
なお『 』は出典名、「 」は引用史料名を表す。
ただし、第二章の第一節と第三節は、文献名を著者名と西暦で表示し、文末にまとめて掲載した。
(三)( )で表記した出典の新聞史料のうち、引用頻度の高いものについては、便宜上次のように略記した。
「函新」-函館新聞 「函毎」-函館毎日新聞
「道新」-北海道新聞 「函日」-函館日日新聞
(四)人名には敬称を省略した。
(五)史料引用にあたっては、原則として旧字体は新字体に改め、歴史的かなづかいも現代表記に改めるようにした。また、句読点などは適宜付けた。
(六)暦年は原則として和暦で表記し、適宜( )内に西暦を付記した。なお、明治五年十二月二日以前は旧暦を用いている。
一 本文中の図・表には、章・節ごとに一連番号を付した。例えば図1・2・3は、一章・二節・番号三の図を表している。
一 口絵写真は、カラー2点が函館市教育委員会の提供によるもので、その他のモノクロ写真は丸山達也(ポートフォリオ)が撮影した。章扉の写真も第一章以外は丸山による。巻末の写真資料は、俵谷次男(北海道写真協会写真道展会員)の撮影による。
一 個別写真については、撮影者名や所蔵者名を記しており、それ以外は本編の執筆者あるいは市史編さん室が撮影した。
一 本巻の執筆者およびその担当分野は巻末に示した。
一 本巻の編集は主に、根本直樹があたり、七尾佳佑、渡辺道子、桜庭宏、山本美由紀、岩館えりかが協力した。
一 本巻の編集・執筆にあたっては、各機関・団体および個人の方々のご協力を得た。特に、聞き取りやアンケート調査などでご協力いただいた方々について巻末に名前を記した。紙面を借りて感謝の意を表する。