〈昭和三十二年三月五、六日の大雪〉

167 ~ 167 / 521ページ
 この日は、本州南岸から三陸沖へ進んだ低気圧により大雪となり、函館市内は一晩で四〇センチも積もった(図2・2・23)。下海岸では吹き溜まりが二メートル二〇センチに達したところもあり、交通関係は未曽有の影響を受け、下海岸方面のバスは七日まで不通が続くなど、完全に麻痺の状態に陥った、との記録が残っている(函館海洋気象台『道南気象災害誌』一九六二年)。

図2・2・23 昭和32年3月6日09時の天気図