目次
/
第三章 産業と社会そして人・地域
/
第一節 銭亀沢の漁業・漁村構造の変容過程
/
四 銭亀沢地区の出稼ぎ
〈船主層〉
236 ~ 236 / 521ページ
一五トンから二〇トンの動力漁船を一、二隻所有し、釣子一四、五人を乗船させて烏賊釣り漁業を営んでいた。この階層には、鰯地曳網を兼営する綱元兼船主と一般船主が含まれていたが、経営的には安定した階層で、出稼ぎにはほとんど関係がない。