〈イロミ〉

242 ~ 242 / 521ページ
 イワシは群れになって海岸に寄せ、海の色が変わるといわれる。日中はこれを発見するために海岸に立てたヤグラや、高台で見張った。これをイロミ(色見)といった。ナリコ(鳴子)を番屋に引っ張ってあり、これをならすと若い衆がサンパを下ろしにかかった。