目次
/
第三章 産業と社会そして人・地域
/
第二節 銭亀沢の生産労働
/
一 イワシ漁
/
地曳網漁
〈イロミ〉
242 ~ 242 / 521ページ
イワシは群れになって海岸に寄せ、海の色が変わるといわれる。日中はこれを発見するために海岸に立てたヤグラや、高台で見張った。これをイロミ(色見)といった。ナリコ(鳴子)を番屋に引っ張ってあり、これをならすと若い衆がサンパを下ろしにかかった。