マッカにはネマリマッカとジョロマッカがあった。このほかに、鉄製のバカマッカを使用している。
ネマリマッカは、ソウの先にカワヤナギなどの曲がり木を二本付けて綿糸で巻いてクサビで締めている。
ジョロマッカ(シバマッカ)は、ソウの先に五尺から六尺のアオダモを取り付け、これに巻き付けてねじりとる。コンブは傷まないが、挟めただけしかとれないので慣れないと使えない。底が見えないととれないが、コンブの密集しているところでは有利である。
バカマッカは、ソウの先に鉄をらせん状にしたものを取り付けたもので、何回もまわさないとコンブはとれないが、海中が見えなくても絡まる。