テガケ(テンガケ)

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 五本指または四本指の付いた大きめの手袋で、魚や物を掴んだり、細かい技術を要する作業時に使用した。また、昭和十三年頃、出稼ぎで蟹工船に乗り込む時にも履いたそうである。天竺木綿が多く使われ、作業で使用する掌側は細かく縦または横に刺し、手首の位置には共布で紐を付け縛って止めるようにした。これは軍手より丈夫であるが、刺すのに手間がかかるので軍手が出回ってくると姿を消していった。