ワラジカケ

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 草鞋を履くとき足に履いた。紐付き足袋と同様の仕立て方で、表地は紐付き足袋が柔らかい木綿地なのに対し、黒い厚手の天竺木綿を用い、裏地には普通の木綿地を当て、底は丈夫にするため細かく剌した。明治から大正時代には、上は洋服で履物は草鞋にワラジカケというスタイルがよくあった。ワラジカケは、タカジョウが出てきた昭和十年代には見られなくなった。

洋服姿にワラジとワラジかけを履いている・明治40年代(松田トシ提供)