目次
/
第四章 生活と民俗の地域的展開
/
[銭亀沢の衣生活]
/
五 衣類の管理
衣類の収納・保管
341 ~ 341 / 521ページ
衣類は箪笥、茶箱、行李類(竹行李・柳行李・柳行李にズックを張ったもの)に入れ、ナフタリンや樟脳などの防虫剤を入れて保管した。昭和初期には、タンスの中によい香りのするマルメロを入れたこともある。寝具は押入に新聞紙やすのこを敷き、湿気を防ぐ工夫をしたりして収納した。これら収納具類で使えるものは現在でも使用しているが、家の建て直しを機に使わなくなった衣類収納などの家具は、浜で燃やしたりしたので現在はあまり残っていない。