お盆、出産祝い、運動会などさまざまな行事に用いられる代表的食べ物である。糯米を水に漬けて、ザルにとってから塩を混ぜ、小豆の煮汁または食紅を溶かした水を振りかけ、セイロに入れて蒸す。一〇分から一五分蒸してからボールにとり、水をかけて煮小豆を混ぜてさらに蒸す。セイロに「コウナゴ」に使う網を敷くと上手に蒸すことが出来る。昔は食物に臭いのつかないような草や木の皮(細竹やエグサなど)で編んだすのこを使った。
最近(一五、六年前から)は、甘納豆を小豆の代わりに入れる場合もあり、これは作り方が簡単である上に子どもたちに好まれる。