川濯神社(根崎町)

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 現在国道二七八号線のために一部川筋が地上からみえなくなっている根崎宮の川の東岸段丘上に根崎川濯神社がある。根崎川濯神社の由緒は、寛文四(一六六四)年の勧請で、当初より現在の場所に祀られていた。立地は根崎宮の川の東岸の観音林と呼ばれる段丘上の木立の中にあり、伝承によれば定住者の少ない時代に社地の樹木が近隣漁民の出漁の際、海からの目印となったという。
 現在の建物は、昭和四十二(一九六七)年に改築されたもので、その前の建物は、明治三十六(一九〇三)年の改築されたものである。

根崎川濯神社(根崎町)