目次
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第四章 生活と民俗の地域的展開
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第三節 銭亀沢の住文化
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三 銭亀沢の住宅と住い方
秋元忠雄家住宅 [カクチュウ] 古川町 13
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昭和三十六年、段丘上に位置する本家の土地に、大工であった先代が建築した。近隣の対馬正和家住宅も同氏の手がけたものであるという。土間を持たず、主屋から突出した玄関や、子ども部屋に使われた二階など、新しい形式の特徴をよく示している。先代が大工、現当主の忠雄氏がエンジニアと、技術系の給与生活者であり、この地域の専用住宅の昭和期の姿を示しているといえるだろう。
[秋元忠雄家住宅]外観
[秋元忠雄家住宅]現状平面図・2階平面図・配置図