目次
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第四章 生活と民俗の地域的展開
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第六節 銭亀沢の口承伝承
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二 世間話・伝説
穴のぞき
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油売りの爺さんが油背負って出はったけ、大したきれいなお姉さんが通ったって。そのお姉さんのけっつ(尻、うしろ)をこごまってついて行ったら、一軒の家があって大した賑やかでさわいでいるんだって。爺さんが窓からのぞいたら、見てるうちに朝になったって。その窓が馬の尻の穴であった。背負っていた油が何もなかったって。人のけっつついていけば騙される(川村ヒロヱ談)。(『通観』№302)