伝説

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 伝説は昔話のように語りに決まった形式がなく、その話はほんとうにあったと信じられている。それを知らなければ実生活に支障をきたすことがある。たとえば、「トチの木さん」「黒岩」というものがあって、勝手にとちの実を取ったり、岩を動かそうとしたりして、祟りがあったという話を聞く。これなどは伝説が民間信仰に近いことを教えている。伝説には木、岩、塚、清水などに関連する記念物が残されていることが肝要である。