足袋のコハゼを入れるとカランカランと音がする。親玉といって五個作れば、一つだけにコハゼを入れた。「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、おんなおんなおんな、みんななげしなげし、つかいしつかいし、ひとつか、ふたつか、みっつか、よっつか、いずもだいしさ、いずも、…いっかんかした」と歌う。小豆のない時もあったから細かい石を拾ってきては入れた。重くてやりにくい。コハゼをいれても、鈴はお金がかかるから入れなかった、という。その他、「一もく、二もく…」「爺婆十よ、爺婆二十…」「西條さんは霧深し…」「一列連判破裂して…」などが歌われた。