ダイシ

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 春になるとダイシ(酸っぱい味する草)を取ってきて、塩をかけ新聞紙に包んで砂を掘って埋め、手頃な石をどんとぶっつけ、「なれづけ酸っぺ、なれねば食われね」といいながら三、四人輪になって食べた。飽食時代の今日では、孫に語り聞かせてもふしぎな顔をされる、という。