相撲甚句(臼曳き唄)

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 (菩提寺タキ伝承・渋谷道夫提供)相撲甚句と伝えられているが、土俵上で歌われる形、あるいは青森県に伝承される相撲甚句などとは違っている。座敷の余興として歌われる形と思われる。また臼曳き唄とも伝えられている。伝承者菩提寺タキは、「現在九四歳、耳は少し遠くなったが、時として民謡や流行歌を歌う」(菩提寺ヒデ子談)。(譜例20)
 
 資料15 相撲甚句(臼曳き唄)
  婆のこたのだっきゃ うすふぎたのんだえー/婆のわがい(若い)どぎゃ(時)あーなんぼなんぼふいだえー/ハーヨシ(ドス) コイヨシ(ドス) コイヨシ(ドス)コイやヨシ(ドス)コイ

譜例20 相撲甚句