これらのほかに鮫の皮やジョンバ節のように民謡や流行歌の替え歌がある。住民の生活や歌に対するしたたかさを感じさせる歌詞である。
①鮫の皮 旋律の断片から草津節の替え歌あるいはバリアントと推察される。
資料21 鮫の皮
親が貧乏で鮫の皮褌にした/ドッコイショ ドッコイショ
②ジョンバ節(トンコ節の替え歌)歌詞の中のジョンバケッツとは津軽弁でいう、女性の大きな尻を意味すると思われる。
資料22 ジョンバ節
ミネツキカネデモまた四人/かみは赤髪ちぢれ髪で/鼻はダンッパナ(団子鼻)色曲がる/あーす(足?)はもつあす(餅足?)あくどなる/ねージョンバケッツ(重盤ケツ)