表2.10(函館における生物季節・気候表)は、函館における1961年(昭和36年)〜1990年(平成2年)の30年間の植物季節観測と動物季節観測に季節変化を示す主な現象の平均値(平均日)を入れた気候表である。平均値とは、札幌管区気象台(1991)によれば、30年間に24年以上観測値を求められたものをいい、8年以上24年未満の観測値の場合は準平年値として表示する。表2.10では、準平年値も平年値と同様に扱い作表したものである。
表2.10 函館における生物季節と、季節変化を示す気候表(統計期間1961~1990年)
注)1 この表は札幌管区気象台(1991)および上磯町史(1997)の函館海洋気象台の資料に基づき作成した。
2 植物期間は日平均気温が5℃以上の期間をいう。
3 生物期間は日最低気温が5℃以上の期間で、動・植物が、休眠から覚め、活動する期間といわれる。この期間の入りは作物の播種や桜の開花の目安とされている。
4 この表で根雪とは1㎝以上の積雪が長期に継続した期間をいう。