[北日本(北海道周辺)の海洋]

128 ~ 128 / 1483ページ
 ところで日本近海の海象の情報については海上保安庁が調査・集約している。海上保安庁の目的は、捜索・救助業務を行うために必要な業務情報の基礎資料を得ることにある。具体的には北海道近海の海流、および水温の水平分布(表面、50メートル層、100メートル層、200メートル層)について、第一管区海上保安庁本部水路部水路課海象係から海洋速報として発表されている。
 さらに最近は、地球を観測している静止気象衛星や環境衛星、および資源環境衛星の利用が身近になってきた。気象衛星ノア(NOAA)は、気象予報、警報、海洋、水利、宇宙観測のためのデータ収集を行うことを目的にしている。
 北海道周辺の海洋を、これら海上保安庁の海洋速報、およびNOAAの資料を約1年間にわたって利用し、比較・検討してみた。