(1)中浜と高岱地域にみられる海浜砂地の植生

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 両地域とも、国道278号線や居住地域が海岸線に接近していること、また砂地の一部が造成されていることなどから自然砂地の面積は広くはないがその一部に、汀線に近い地にオカヒジキ、ハマアカザ、ハマダイコン、などが疎に散生し、少し離れてハマニガナ、ハマヒルガオ、ウンランなどが小コロニーとしてあり、さらに内陸側の少し高まった安定した砂地にハマエノコロ、ハマムギ、ハマニンニク、コウボウシバ、ハマエンドウ、シロヨモギなどがあって、海浜砂地植生を代表する植生が認められる。(通常、その背後にハマナスの群集が発達しているが、この地ではそれを欠く)