前記の植生各域にみられた植物種は以下のとおりであるが、これは筆者の踏査の過程で生育が認められたものに限られている。前述のように立入困難などによる未踏査の地もあり、また見落としも考えられるので、より詳細な調査により追加が予測される。
尚、現在のところ種の判定がつかないもの(未同定のもの)は除外した。
注識
1、分類系及び種名(学名・和名)は環境省自然保護局編植物目録(1987年版)に従い、その後の種名変更などで筆者が知るものはそれを使用した。そのため恵山植物誌(1960年)とは分類上の位置づけや種名で異なる植物もある。
2、前記植物目録に記載のない植物については、新日本植物誌顕花篇(大井次三郎著1993年改訂版、至文堂)、新日本植物誌シダ篇(中池敏之著、1993年改訂増補版、至文堂)、日本の帰化植物(清水健美編、2003年版、平凡社)などによった。