餌料生物については前項の食性で述べてあるので、調査海域における漁獲物調査の胃内容物を肉眼観察したものを列記する。
アブラガレイ--------イカナゴ、マイワシ
ヒレグロガレイ--------ヨコエビ類、多毛類、貝類
ババガレイ--------多毛類、貝類、クモヒトデ類
ソウハチガレイ--------魚類(消化物)
ホッケ--------イカナゴ、エビ類、カニ類、ヨコエビ類、魚類(消化物)
マダラ--------ヨコエビ類、魚類(消化物)、オキアミ類、カニ類、カジカ類(幼魚)、イカ類、マサバ
・底棲生物の分布
調査海域で採取された底棲生物は
多毛類 二〇種 八六個体
甲殼類 一五種 五一七個体
斧足類 四種 一二個体
蛇尾類 二種 一一個体
その他 腔腸動物、紐形動物、多板類、腹足類、海〓知介形類、タナス類等が含まれるが個体数は少ない。
・主な底棲生物
甲殼類 スガメソコエビ科
ドビエビジャコ
ニッポンスガメ
多毛類 シリス科
キボンイソメ科
フサゴカイ科
チロリ科
ウロコムシ科
蛇尾類 トゲクモヒトデ科
斧足類 シワロウバイ科
・廻遊性魚群の来遊
(主として春から秋にかけて来遊し定置網に乗網する。)
イワシ、サバ、サンマ、マグロ