赤井川遺跡

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 この遺跡は昭和五十六年の六月二十二日に調査して発見した遺跡である。銚子遺跡からさらに絵紙山の麓にある丘陵地帯にも遺跡があると考えた。矢尻川の北側に発達している丘陵を走る村道で、赤井川を過ぎた丘陵の道路開さく面の地層を調べると表土のある黒色土層で磨製石斧を発見した。道路と赤井川左岸に平坦地があり、絵紙山3遺跡など遺跡所在地から遺跡が発見できるのでないかと考えられたからである。この磨製石斧は、緑泥変岩製で両刃のバチ形をしている。擦切石斧で基部破損しているが、縄文後期の石斧と考えられる。