新村長の誕生と行政方針

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 昭和四十二年四月、長政・竹中両村長候補により選挙戦がたたかわれ、二十八日実施の選挙により前助役長政友一が千百十九票を獲得(竹中清・四百十二票)し、公選第二代村長に当選する。
 村長--昭和四十三年三月の行政方針
 (昭和四十三年三月議会会議録綴を参考とする)
 新年度予算審議の議会に当たり予算編成並びに施政方針について報告
 まず住民の福祉を図るため、国と道の政策に合せ村の事業等については執行して参る考えでおります。当村のように財政力の弱い村は事業を執行するにしても財源の捻出に困難を極めておりますが住民の御期待に副うよう村政を執行して参る所存でおります。
 他町村に遅れをとらないよう村づくりに努力し外資の導入関係官庁と折衝の上健全財政を維持して参ります。
 次に産業基盤の整備・宿舎までの道路整備・漁業の基盤としての港湾の整備・産業増収を図るため浅海増殖・ブロック・岩礁爆破事業の推進・観光整備・苑路の整備・保安部官舎より宿舎までの街路灯の新設・村有林の造成・昨年消防自動車の購入に伴い防火水槽の新設三ヵ所
 校舎の維持補修。
 本年は開道百年に当たりますので先人の偉業を讃えて村史の発行・村旗・村章の制定を考えております。
 水道会計については一般会計より繰入をしないよう料金改正し、この点住民に理解していただきたいと思っております。
 健康保険会計については増税しないで昨年並の賦課割合で執行する考えでおります。
 宿舎会計についても一般会計より繰入を必要としないよう宣伝に充分力を入れて観光客の誘致に努力いたします。
 以上申し上げ本年度の施政方針とします。皆様の御協力をお願い申しあげます。

特別会計予算 (千円)


一般会計(昭和四十三年度当初予算) (千円)


昭和43年度村役場機構