スケトウ鱈について

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 スケトウ鱈は昭和十年以前の底曳漁業の横行によって漁穫高が減少した。
 昭和十年から二十年に至る間のスケトウ鱈の漁法は刺網が主力で、その他に昔からの延縄や一本釣があった。
 スケトウ鱈の加工としては、大正末期より、内臓を除いて凍干したメンタイ、その他塩蔵、棒干、開干、搾粕、スキミ、竹輪、ソボロ等があり、卵は塩蔵され「たら子」として魚体に較べ高い価格で販売されていた。