昭和四十一年頃の水無温泉

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 北海道地下資源調査所が昭和四十一、二年に実施した野外調査の結果をまとめた、「五万分の一地質図幅説明書、恵山」を参考とする。
 
      水無温泉
    恵山火山の東山麓の海岸にあって、海浜の岩塊の間から二ヵ所にわたって湧出している。泉温は、セ氏四十七度であるが、満潮時には海水中に没し、これより泉温が低く、セ氏三十度~三十五度となっている。泉質は単純泉に属し、現在、地元住民の入浴に利用され、露天風呂になっている。最近この付近で、ボーリングが行われ、新しい泉源が得られ、温泉ホテルができた。