老人福祉

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 昭和三十八年七月に公布され、八月から施行された『老人福祉法』に基づき実施されるものである。
 これに関係する機関としては、福祉事務所、保健所、民生委員、老人福祉指導主事がある。特に老人福祉指導主事は、福祉事務所員に技術指導をし、老人の福祉に関する相談や、必要な調査、その他を行うように定められており、各福祉事務所に必ずおかなければならないことになっている。
 この他に、実際に老人と親しく接する老人家庭奉仕員の制度があり、独り暮らしの老人や、寝たきり老人の家庭を訪問し日常生活の世話を行っている。
 ・敬老の日の歩み
 昭和二十六年以来九月十五日を『としよりの日』としてきたが、老人福祉法の制定により、『老人の日』と改称し、その後昭和四十一年からは『敬老の日』と改称され、国民の祝日となった。
 ・老人福祉施設
 老人福祉施設の主なものをあげてみると、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、老人憩いの家、寿の家などがあり、この他に有料老人ホームや民間経営による種々の老人福祉施設がふえつつある。
 ・北海道老人クラブ連合会
 昭和三十八年北海道老人クラブ連合会が発足し以後各地の老人クラブがこれに加盟し、現在各種老人クラブの指導的役割を果たしている。