防備

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 榎本軍は急いで防備の態勢を協議し、現存する松前藩、幕領体制からの会所・台場のほかに、次の要地にそれぞれ台場の構築を画策した。
 「楠見日記」二月二三日の記録に
  一、峠下ニ台場一ケ所、七重浜并(ならびに)シカベ越路江一ケ所
  一、カツクミ峠絶頂江一ケ所、大沼小沼の間ヘ一ケ所
  一、新峠江関門出来
  一、森村と大平内(尾白内)之間ニ台場一ケ所
  一、森村江居候人、数十人位
  一、鷲ノ木江八十人位、大将ハ古屋佐久左衛門
  一、峠下フランス人入交三十人位