[指定村]

463 ~ 463 / 1210ページ
 昭和一八年、全国の一・二級町村制の改正に当たり、六月一日、北海道一・二級町村制は廃止され、従前の二級町村(全道一三五市町村)は指定村として、おおむねこれまでの形態が存置された。
 戦時下の行政の統合化の中でのことである。公共投資とか福祉政策には、まだ道程も遠く、戦争が深刻化して漁村の経済はますます麻痺状態に陥る様相を呈していく。
 戦争遂行にむかって督励と号令と多くの啓発が行政に負わされていく時代である。