イカ油の化学成分には高度不飽和脂肪酸が多量なことが特長で、干性油とし亜麻仁油や桐油の代用品として混和して使用されたので、一般の魚油より高価に取引された。
イカ油の用途別消費量
昭和二七年度 イカ油生産量 六、一五〇t
塗料・印刷インキ等 四、八五〇t
温床紙油用 八〇〇t
その他工業用 五〇〇t
製品・副産品数量
精製油・脱蝋 四、八〇〇t
蝋油 三〇〇t
ダーク油 八〇〇t
(大島「イカ漁業とその振興策」)