三、最近の山崩れ

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   災害前の五九年一〇月、六四年八月、七二年一〇月に撮影された空中写真を対比して、災害前と最近の山崩れの推移をみてみた。
   五九年撮影の写真には一二ケ所の崩壊地が認められ、六四年段階には、このうち二ケ所が復旧し、新たに一ケ所の崩壊地が発生している。
   七二年写真では、自然復旧が四ケ所、新規が一ケ所であり、七三年ではさらに自然復旧が四ケ所と増え、五九年時の崩壊地がほとんど復旧しているが、今回の豪雨時には、これらの自然復旧したところは崩壊していない(表-四)、(図-一、前出)。

(表)表-四 山崩れの推移(空中写真判読による)