神職小保内一族

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天和三年(一六八三)、小保内孫次郎定義が神主となってから、連綿としてその子孫が神職を司掌されて現当主にいたる。
 一族には多くの学者を輩出した家系で、日本物理学の権威田中館愛橘博士がいる。当主の叔父に現在、東京教育大教授の人がいる。
  四代前の長男は、勤皇の志篤く維新の国事に奔走した。この関係から維新の元勲木戸孝允も再三この家を訪れている。木戸孝允の書、掲額(扁額)多く現存。神社の書庫には多くの漢籍ありという。二戸市文化財指定。